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【完全解説】脂質の役割・良い脂肪と悪い脂肪・正しい摂り方

2026年3月19日 公開

「脂肪は太る」「油は控えるべき」。これは完全な誤解です。良質な脂質は、タンパク質と並ぶ最重要栄養素であり、不足すると深刻な健康被害が生じます。

脂質が担う役割

① 細胞膜の主成分
全身の細胞を包む細胞膜はリン脂質(脂質)でできています。細胞膜の質が悪いと、栄養素の取り込みや老廃物の排出が障害されます。

② ホルモンの原料
性ホルモン(エストロゲン・テストステロン)・副腎皮質ホルモン(コルチゾール)・ビタミンD(ホルモン様物質)はコレステロール(脂質)から作られます。脂質不足はホルモンバランスの乱れに直結します。

③ 脳の主成分
脳の乾燥重量の約60%が脂質です。特にDHA(オメガ3)は脳の神経細胞膜に多く含まれ、記憶力・集中力・認知機能に関わります。

④ 脂溶性ビタミンの吸収を助ける
ビタミンA・D・E・Kは脂溶性で、脂質なしには吸収できません。脂質を控えすぎると、これらのビタミンが吸収されなくなります。

⑤ エネルギー源
脂質は1gあたり9kcalと、糖質・タンパク質(各4kcal)の2倍以上のエネルギーを持ちます。持続的なエネルギー供給源として重要です。

⑥ 炎症をコントロールする
オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)は抗炎症作用を持ちます。慢性炎症(生活習慣病・アレルギー・関節炎)の予防・改善に役立ちます。

良い脂肪と悪い脂肪

積極的に摂るべき良い脂肪:

  • オメガ3脂肪酸(DHA・EPA):青魚(サバ・イワシ・サーモン)・くるみ・亜麻仁油
  • オレイン酸(オメガ9):エクストラバージンオリーブオイル・アボカド・アーモンド
  • 中鎖脂肪酸(MCT):ココナッツオイル・MCTオイル(速やかにエネルギー化される)

控えるべき悪い脂肪:

  • トランス脂肪酸:マーガリン・ショートニング・市販の揚げ物・加工食品(炎症を促進)
  • 酸化した油:高温で繰り返し使った揚げ油・古い植物油(活性酸素を発生させる)
  • 過剰なオメガ6:大豆油・コーン油・サラダ油の摂りすぎ(炎症を促進)

コレステロールは悪者ではない

コレステロールはホルモン・細胞膜・胆汁酸の原料となる必須物質です。食事のコレステロールが血中コレステロールに与える影響は小さく、現在の栄養学では食事コレステロールの上限値は撤廃されています。卵・肉・魚を恐れる必要はありません。

1日の脂質摂取目安

総摂取カロリーの20〜30%が目安です。2,000kcalの食事なら44〜67g。オリーブオイル大さじ1〜2杯・青魚を週3回・ナッツひとつかみを毎日摂ることで、良質な脂質を確保できます。

※ 本コラムは一般的な健康情報の提供を目的としています。医療診断・治療ではありません。

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